【アルバム解説】オリジナルアルバム「ピーチグミ!」【楽曲解説&動画リンクあり】
Ricca - 8月 12, 2025
こんばんは、立夏です✨✨
本日は、最新アルバム「Sand Castle」に引き続きで、2019年3月頒布のオリジナルアルバム「ピーチグミ!」の解説記事を載せたいと思います。
https://rikkarikka.booth.pm/items/1188976
<Track List>
1.Shiny Days(feat.桃音モモ,GUMI)
2.涙の雨(feat.桃音モモ)
3.Over the Rain(feat.桃音モモ) ※アルバム限定テイク※
4.優しさの花(feat.GUMI)
5.隊員Bの憂鬱(feat.桃音モモ)
6.幻の街(feat.GUMI)
7.いつでも逢えるから(feat.GUMI)
8.ウタタバ(feat.桃音モモ)
9.ばいばい(feat.GUMI)
10.今日のHappy Birthday(室内楽アレンジ)
作詞作曲:舞姫立夏
アートワーク:あかつきひな様
アルバムのコンセプトについて
私自身が同人即売会で出展していた終わりの時期に当たるアルバム作品で、本アルバムの醍醐味は私のメインで使用しているユニット桃音モモとGUMI(この2人を合わせて「ピーチグミ」)ボーカルだけのアルバムになっていることです。
既に同人即売会への出展が続くかどうか怪しい時期だったこともあり、それまで作っていたポップスの集大成のような作品が集まっています。
主な収録作品
Shiny Days(feat.桃音モモ,GUMI)
ピーチグミアルバムより、ユニット二人で歌っている楽曲をピックアップいたしました。
明るいテイストで、かつピーチグミのユニゾンもあり、ハモリも有りというありそうでなかったタイプの楽曲です。
音を聞くだけでも色々と楽しめると思います。
ニコニコで2000再生突破、YouTubeでは1000再生突破していることもあって、私のボカロ系楽曲の中でも代表作にあたります。
本サイトの記事でも、重要な動画化作品として取り上げたことがあります。
そんな「Shiny Days」ですが、元々はこのアルバム企画のメイン楽曲として作詞作曲されていたのです。
同人のアルバム用に作詞作曲を進めた、という経緯の楽曲は他にもたくさんあります。
優しさの花(feat.GUMI)
見覚えのある方はおられるかもしれません。
アルバム「ピーチグミ!」やGUMIちゃんの10周年コンピに収録させていただいた楽曲なので~。6月の公開曲「優しさの花」はタイトル通り優しい佇まいの中で、誕生日という題材を軸とした日頃の感謝を歌った楽曲です。
聞いた方はわかるかもしれませんが、とても音は優しく歌詞も温かい感じにしてみました。
たまにはこういう曲もやってみたかったのです。
歌詞の内容としては、「GUMIちゃんにサプライズでバースディプレゼントを渡す」というもの。公開日時が2019年6月26日になったのも、そういった縁によるものです。
悲しみまとっても
消えた光の粒が照らし出すこの日はね
私の誕生日いつの間についてきた
この箱を開いたら…
この悲哀も含まれつつ楽観的な作詞を見ていると、この年代感がしますね〜✨✨
いつでも逢えるから(feat.GUMI)
今までのことはありつつも、前を向いて先を目指したいー
そんなメッセージを込めた歌詞にしてみました。アルバム「ピーチグミ」自体が”前向きに前を向いていこう”というメッセージ性があります。
その中でも、更に自伝的な要素を混ぜ込んだのがこの楽曲なのです。アルバムの中でも最後に完成しました。締めの1曲のような存在ですなぁ。
特に、歌詞でそのコンセプトが出ているかと思います。
「今は今でいいんじゃないかな」っていう仕上げにしたのでぜひ聞いてみてください!
トラック構成について
その後に制作するアルバム作品へ大きな影響を与えた作品(例えば、6年後のアルバム「Sand Castle」をも予期させるトラック構成を採用)になっています。
それまでのアルバム作品では、見どころを最後に回してそれまでで世界観を展開する流れが主流でした。
そうした流れが元は強かったのですが、聞きどころを頭にいきなり持ってくる構成が採用される流れを作ったのがこのアルバムです。
実際、多くの人が注目するであろうメインナンバー「Shiny Days」が1曲目ですので。
このトラック構成法は後のベストアルバムでは表立って採用されています。
まとめ
ということで、現在(2025年8月現在)に至るアルバム構成法の基本を作ったアルバム作品といえばこのアルバム「ピーチグミ!」でした。
同時に、同人即売会へ参加した最後の時期の名作でもあるのです。
立夏