【楽曲解説】「Dear my singer」(Vocaloid&UTAUオリジナル曲)を語ってみる【既存楽曲復活祭2024参加作品】
Ricca - 8月 26, 2024
こんばんは、立夏です。
やっと暑さのピークも過ぎてきたくらいですかね……、この夏は暑過ぎて色々とバテていたので嬉しい限りです😭
さて、今回の記事ですが、自作ボカロ楽曲である「Dear my singer」(feat.桃音モモ&GUMI)の紹介記事となっております。
なかなかタイミングの合う機会もないニコニコ運営系のイベント参加曲にした、ということもあり……
https://www.nicovideo.jp/watch/sm37445712
さて、この楽曲に関して述べる前に一つ、強調しておかないといけない事実があります。それは、この曲は同時期(2020年前後のこと)の曲と比較するとかなり特殊な部類の世界観の音楽ということです。
まずは、そこから解説していきましょう。
温故知新なコンセプト音楽である、ということ
この楽曲「Dear my singer」(feat.桃音モモ&GUMI)というのは、(基本的に新しい音楽を創作しよう、ではなく)私がVocaloid関係で活動を始めた年代である2012年〜2014年(主に商業期のVocaloid曲)ごろのVocaloidポップな音楽を再現しようとして作り始めた曲です。
その点が、まず押さえておきたいこの楽曲のコンセプトです。
だから、この曲と本来の同年代である他の楽曲と比べてもキラキラしていたり、ちょっとポップバンドのナンバーっぽいフレーズがたくさん入ってたりするのです。
「Vocaloid」そのものをテーマにした作詞である、ということ
この楽曲「Dear my singer」で好き嫌いが分かれる最大のポイント。それは音というよりもむしろ、作詞の世界観かもしれません。
動画説明文にちらっと書いてはありますが、この楽曲の歌詞のストーリーは「自分の夢のために長い間Vocaloidたちと離れていた主人公が、今の姿で再会してまたVocaloidのために歌を作る」というものになっています。
これが、「Vocaloid」(=作者自身のVocaloid観)がテーマの歌詞という意味合いなのです。
最初と最後に出てくる歌詞のフレーズを少し引用してみると……
回り道ばかり いつもしてきたね
素直になれずに 伝えられなくて
となっており、これが全てを象徴するかのような作詞ものとなっています。
一度でもVocaloidという(または、別のジャンルであっても)夢を追って一身に頑張って、別のところへ行ってしまっても、それからまたチャレンジした経験のある人ならばそっと元気付けられる歌詞だと思っております。
その時にできたベストメンバーをお呼びして作った動画作品
ここまでが曲そのものの話です。ここからはアニメーションの話をしていきましょう。
この楽曲では、動画の内容にも力を入れて製作者へ直接お願いしていました。まさに、その時にできたベストメンバーによる全力の作品だったのではないでしょうか。
いつ、このように好きなだけ自分の好きなことへ打ち込めるかなんて分かりません。のちに後悔の出ない、そんな選択が、多少無理をしてでもできたんではないかと思っております……!
ということで、公式としての説明も兼ねて記事を書かせていただきました。
この楽曲群が、末長く愛されていて嬉しいです。ありがとうございます!!
立夏