【楽曲解説】「ハスの花」(ピアノオリジナル曲)を語ってみる
Ricca - 4月 1, 2024こんにちは、立夏です!
今回は、ピアノソロのオリジナル曲「ハスの花」を解説……もとい、語ってみようかと思います。
▼「ハスの花」(Youtube版)
▼サブスク配信版
apple music
spotify
さて、ということで早速参りましょう。
私自身が最初に作曲を始めた際に使用していた楽器がピアノであったこともあり、またクラシック・ピアノから入っていることもあってか、元々ピアノソロのオリジナル曲というのは早い年代から存在しました。
この楽曲「ハスの花」はそういったクラシック・ピアノに親しんできたラインの上にある音楽です。
ヨーロッパの詩人がいかにも使いそうなタイトルから、既にわかる人はわかるかもしれませんねw
曲の内容としてはシンプルな三部形式です。
最初と最後にはヘ長調・4分の3拍子による、ややラフマニノフの歌曲「ひなぎく」にも似た音形の穏やかな部分。
そして、中間にはイ短調に転調したこちらはブルグミュラー(よく誤解されていますが、ブルグミュラーは作曲家の名前です。25曲の教則本の名前ではありません……)の如く、いかにもクラシック音楽の系統でありそうな楽想が現れます。
ここまでは、通例のクラシック・ピアノで扱われる音楽とそこまで差のない、保守的な形式の音楽です。
私自身は、形式を下手に崩さなくてもいい音楽は作れると思っています。
寧ろ、過去の音楽家たちが残してきた資産を有効活用できるという長所を産むことになるので、こういったウィーン古典派の音楽家たちの基本的な曲の作法には賛成派なのです。
程々に聞きどころも仕込んで(こと、曲の入りの部分。ボカロ曲制作や映画音楽の聞き込みでイントロの大事さは痛感していた。)、できることはしてYoutubeに動画として投稿しました。
さて、本番はここからです。
発表時、私の理解はここまでで止まっていたので、「いつもの歌もの通りの反応があれば上々だな…w」程度に考えていました。
このピアノ曲のYoutube動画化したのは2023年7月で、作曲したのもちょうどその頃。
後になって自分のピアノ曲アルバムをサブスク配信に乗せた時も、近年のオリジナル・ピアノ曲の中では代表的な作品だと思って載せていました。
サブスク配信をすると、自分の楽曲の中でよく再生されているものはトップソングとして上がっているのです。
そこにいつもこの曲があるのを見て、非常に驚きました。
自分ではあまり注目していなかったので……🙏🙏
わざわざ、たくさん聞いてくださったお人がいるのですよね。ありがとうございます……!
立夏